2014年は1964年(昭和39年)に開かれた東京オリンピックから50年の節目にあたります。東京オリンピックは一部の競技を周辺各県で開催しており、藤沢市もヨット競技の会場となりました。
藤沢市が競技会場になった理由は、江の島にヨットハーバーが建設されたことにあります。オリンピックは国や県のレベルで準備が進められるものですが、会場都市の重責を担う藤沢市においても周到な準備を経て、ヨット競技を成功に導きました。

昨年、2020年の東京オリンピックの開催が決まりましたが、藤沢市でも1964年の実績をもとに大会を支援する体制作りを進めています。今回の展示では東京オリンピックにおける市民の熱気と熱意を感じ取っていただくとともに、藤沢市における歴史的意義について考えてみたいと思います。

最後に、貴重な資料をご提供いただいた市民や関係機関の方々に、この場を借りて厚くお礼申し上げます。

2014年(平成26年)10月14日
藤沢市文書館長