当館について

藤沢市文書館の役割と仕事

 郷土の文化を将来へ継承することは、私たちの義務であり、先人の歴史に学び現在を知ることは、 私たちの生活を豊かにするうえに欠くことのできないものです。 しかし急激な社会の変化は、貴重な文書や記録を散逸させるという残念な事態をまねいています。
藤沢市文書館は、こうした事態を阻止し、市民共有の財産を後世に伝えるとともに、地域への理解を深め、 現在の行政に反映させるための機関として1974(昭和49)年に開館し、次の役割を担っています。

◎歴史・行政情報の提供の充実に努める

市民資料室(閲覧室)において、地域の歴史文化や市政に関する資料・情報を収集・配架し 保存資料とあわせて利用に供するとともに、市役所で作成された有償刊行物の販売を行っています。

◎古文書等、地域記録史料の保存継承をはかる

市内に残された記録史料の所在を調査して整理を進めるとともに、 散逸の防止と適切な保存のため、必要に応じて所蔵者から寄贈・寄託を受けています。

◎藤沢市の歴史を知るための事業を行う

藤沢市の歴史に関する調査・研究を行い、その成果を講座・展示・刊行物等によって広く公表するとともに、 地域の歴史を調べるための相談を受けています。
1992(平成4)年4月からは(続)藤沢市史を編さんしています。

◎行政の記録を残す

市役所で作成された文書を管理するとともに、歴史的価値のある文書を選別・保存します。