2019/09/20
文書館刊行物市史ブックレット

藤沢市史ブックレット6 大庭御厨に生きる人々

『藤沢市史ブックレット』は、藤沢市の歴史をわかりやすく伝えるための手軽な読み物です。

本書は、中世の伊勢神宮の御厨(荘園の一種)であった「大庭御厨」についてまとめました。

 

大庭御厨に生きる人々  藤沢市史ブックレット6 表紙

 

著者 伊藤 一美/著

 

目次

第1章 伊勢神宮と御厨のいま

 はじめに 御遷宮の夜 お伊勢詣りと神の群像 下宮から内宮へ 

 各地から奉納されるもの-神宮領御厨のいま 心をこめた奉仕

第2章 関東各地の御厨と武士団

 伊勢神宮の御厨 下総国相馬御厨について 国司による没収と源義朝の介入 

 千葉・上総氏と源義朝 関東地域の御厨 簗田御厨 薗田御厨 その他の御厨

第3章 伊勢神宮の組織とその役割

 伊勢「神八郡」の成立と行政機構 内宮と外宮の組織 神宮支配組織の成立 

 内宮・外宮の職員組織

第4章 「天養」の時代と地方国衙

 「天養」という時代相 地方国府の姿 発掘された国衙から 地方郡衙のすがた

第5章 『天養記』の世界

『天養記』とはどんな史料か 『天養記』所収文書の概要

第6章 大庭御厨侵入事件

 地元出身平氏一門と大庭野開発 伊勢神宮と国司の取引 

 大庭御厨侵入事件と登場人物たち

第7章 御厨司「伊勢恒吉」とその活躍

 御厨司「伊勢恒吉」のすがた 再び「伊勢恒吉」の主張を聞く

 「伊勢恒吉」は伊介神社祝荒木田彦松の「仮名」

第8章 大庭御厨の住人たちとその生活

 御厨管理者たちのすがた 鵠沼郷住民たちの生活 御厨と熊野三山の神人たち

第9章 大庭御厨の中心地「鵠沼」をみる

 地名からみた鵠沼地区 鵠沼皇大神宮を中心にした地域の道路網 

 鵠沼の流通センターと御厨関係の物資

第10章 大庭御厨のその後

 鎌倉・室町期の大庭御厨 御厨ゆかりの神社 御厨の行く末 庶民のお伊勢参りへ

参考文献

 

発行 2015年3月

   2024年3月 第2版

 

価格 1,100円

 

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